更新 09/05/18

スピリチュアリティの健全な発展のために―カルト問題等に対する公共的アピール

 今、地球は環境問題・経済問題・戦争問題などで大きな危機を迎えています。私たちは、この危機を克服するために、スピリチュアリティ(宗教的・霊的・精神的)が広がって多くの人びとが精神的・霊的に目覚めることが重要な役割を果たすと思っています。

 しかし、日本においてこのような方向は、1995年のオウム真理教事件によって、手ひどい打撃を受けました。カルト団体化した一宗教の犯罪によって、スピリチュアルな考え方全体に対して社会的な不信感が増大したからです。

 私たちは、良識のあるスピリチュアルな人々や団体と、一部の悪質なカルト団体とを区別して考える必要があると思っています。良質なスピリチュアルな思想は、個々人の個性や自由を尊重し自由な精神的成長を促すものであるのに対して、悪質なカルト団体は、信者から実際には自由を奪いマインドコントロールなどの方法で心を支配し操縦します。つまり、破壊的カルトとは、ファシズムなどの政治的な全体主義が人間から自由を奪って過酷な支配を行うのと本質的には同じことをしており、宗教的・霊的な全体主義と言っていいでしょう。私たちは、これに対して、個々人の魂における自由の尊重を訴えたいと思います。

 最近、社会的な問題が深刻になっている一方で、日本においても再びスピリチュアルな考え方に関心を示す人々が増大しつつあります。私たちは、その傾向が健全に発展することを願っています。しかし、すでに幾つかのカルト団体の問題も報じられています。

 そこで、スピリチュアリティを重視する側から、カルトの危険性について、自発的・積極的に人々に注意を促したいと思います。本来は、このような努力は、オウム真理教事件が起こった直後になされるべきでしたが、そのような問題が再発しないために今からでもすぐに開始することが重要だと思います。また、カルト問題に限らず、スピリチュアルな実践をする際には、その他にも様々な落とし穴や危険性もあるので、このような問題についてあらかじめ注意を促すことも重要でしょう。

 そこで、私たちは、カルト問題をはじめとする様々な問題に対し人々に注意を促し、それらを回避する情報を公共的に提供することが必要だと考えます。具体的には、そのためにサイトなどを開設し、継続的に有益な情報提供を行うことが望ましいと思います。

 スピリチュアルな世界観の健全な発展を願う者の一人として、そのような人々の連帯した意思表示であるこのアピールに署名いたします。

ご署名者 

国士舘大学 教授 岩間 浩 精神史研究家 西川 隆範
マズダ・ヤスナの会 代表 岡田 明憲 日本ナチュラルヒーリングセンター 代表 西川 眞知子
作家 おおえ まさのり 椛D井本社 会長 船井 幸雄
帯津三敬病院 名誉院長 帯津 良一 自然信仰家 比嘉 良丸
慶応義塾大学 文学部 准教授 樫尾 直樹 フィンドホーン・ツアー・コーディネーター 広瀬 尚子
著作・翻訳家/環境・平和活動家     きくち ゆみ ユニバーサル・スピリット・ジャパン代表 森安 雄生
宗教人類学者 佐藤 壮広 玉光神社 権宮司 本山 一博
経営コンサルタント 建入 ひとみ 明治大学 教授 諸富 祥彦
神智学協会ニッポン・ロッジ 会長 高橋 直継 リラ自然音楽研究センター 主宰 山波 言太郎
超意識研究所 フィンドフォーン財団評議委員 寺山心一翁 メディアプロデューサー 渡邊 延朗
日本ヴェーダ・センター 藤堂 正基
立命館大学 教授 中川 吉晴  

ご署名者 寄稿文 
国士舘大学 教授 岩間 浩 スピリチュアリティの健全な発展を望みて
神智学協会ニッポン・ロッジ 会長 高橋 直継 健全なスピリチュアリティとは

呼びかけ人
エネルギー医学〜教育研究所・代表、サトルエネルギー学会理事、
神智学研究家
神尾 学 スピリチュアリティの健全な発展を考える
千葉大学教授、公共哲学研究者、フィロソフィア主宰者 小林 正弥 スピリチュアルな世界の浄化と改革を求めて
――カルトの危険性に対して
作家『天上のシンフォニー』著者、Japan NewAge Network・コアメンバー 伯宮 幸明 健全なスピリチュアリティ
スピリチュアルTV主宰者、スピリチュアル・コンベンション創始者 小泉 義仁 スピリチュアリティの健全な回復

今後の活動
スピリチュアル110番、スピリチュアルエマージェンシー、健全団体チェックリストなどを検討